煙管という漢字をキセルと読める人、ほとんどいないんじゃないかな?
タバコは増税に次ぐ増税で、かなり値段が高くなった。そこで、タバコをやめてキセルを始める人もいるようなので、キセルについて説明してみることにする。
キセルは、3つのパーツから成り立っていて、「雁首」(先端部分)と「吸い口」、そして持ち手部分にあたる「羅宇」。
雁首なんて、雁首そろえて~ってしか聞かない言葉。
羅宇(ラウ)はラオス産の斑紋のある竹を用いたところからそう呼ぶらしい。
で、羅宇部分が竹でできているのが羅宇キセル。延べキセルは全部が金属でできている。
竹の部分で煙が冷やされるのでマイルドな味わいになるのが羅宇キセル。後者は、羅宇部分も金属なので煙が冷やされないのでちょっと強め。故に、初心者なら前者、ヘビースモーカーなら後者、といったところ。
また、羅宇の長さによっても味わいが異なってくる。長ければマイルドに、短ければ濃い味わいに。
後は、火皿のサイズも注意。大きいと葉を詰めやすいのと、市販のタバコを利用できたり。
上記から、まずは羅宇キセルで羅宇が長いものを・・・と思ったらちょっと待って。一つ注意することがある。それは掃除。キセルは掃除して使うので、羅宇が長いと掃除が面倒だったりする。キセルを選ぶ時は掃除のことまで考えて購入しよう。もちろん、分解出来るかどうかも重要。分解できれば掃除も簡単になるからね。
さぁ、キセルを準備したぞ、と思っても、実は葉っぱの購入が大事。近所にタバコ専門店があるならそこでも売っていると思うけど、なければネット通販のみ。
基本は小粋、宝船の2つしか選択しがない。他にもあるけど、まずはこの2つを知っておくだけで十分。
つまり、キセルと葉っぱを準備できれば一服できるというわけ。
さて、さらにキセル独特の特徴として、葉っぱの使い方。これ、すぐに使えないのだ。
まず、小粋等葉っぱはかなり細いもので、しかも購入時は乾燥しているので上手く丸めることができない(ほどよい湿度が必要。粉を水で固めるイメージ)。これを使えるようにするために加湿するわけ。
例えばタッパーなどの密閉容器にコップに水をいれて一緒にいれたり、コップの代わりに加湿用の道具をいれたりする。そしてしばらく放置。つまんでかるく丸めることができるくらいになったら利用。要は加湿できればなんでもOK。
つまり、キセルは下準備にも時間がかかるものなのだ。
そして、キセルは肺まで吸うものではなく、葉巻のように香りを楽しむもの。紙タバコのように、紙が燃える変な香り(匂い)ではないので、匂いを楽しめると思う。
しかも1回で3服程度なので、せっかちな人には向いていないかも。
以上まとめると
キセルと葉っぱを準備して、葉っぱは加湿させる
3服程度で終了
吸い終わったら掃除をする
この作業を楽しめる人はオススメ。
キセルは使わなくてもデザインとして楽しめるので、小物として購入するのもいいよ!
キセルのイメージってこんな感じかな?